動物の中毒

人が毒キノコを食べれば死亡や中毒になると同様、動物たちにも中毒を起こすものがあります。

最近話題になった病気を取上げて参ります。

イヌの場合

玉ねぎ・ネギ・ニンニク・ニラ・カカオ

血液中の赤血球の膜を破る溶血という現象が起こり急性肝炎を引き起こします。

観葉植物

毒性あるものがあります!球根系や青紫系の花などは気をつけましょう!

古バッテリー

鉛中毒の神経毒の恐れあり!しっかり管理・処理してください。

除草剤を散布していることがあります。見た目はわからないことありますし、変に枯れているあたりの草は食べささないほうがよいでしょう。

牛、馬の場合

ワラビは我々日本人が春に好んで食する馴染みの深い山菜ですが、適切なアク抜きをしないと中毒を起こすことがあります。

家畜においてもワラビ中毒は古くから知られており、1940年代に牛の慢性血尿症がワラビの多い牧場で発生することが報告され、1960年代に牛にワラビを与えると急性ワラビ中毒症として白血球の減少や出血などの症状が発生し、その牛の膀胱に腫瘍が発見されました。

これがワラビの発癌に関する研究のきっかけになったと言われています。

牧野からのワラビ除去が進んだ結果、その後の中毒の発生件数は激減しましたが、ワラビ中毒の死亡率は高いので注意が必要です。
牛のワラビ中毒は、ワラビの中毒成分であるプタキロサイドによって骨髄機能が障害され、血液凝固不全が起こることにより、血尿や血便、凝固不全による出血などが症状として現れます。
重症の場合は症状発現から1~3日で死亡することがあります。
解剖時には、全身の漿膜,粘膜,皮下織,筋肉及び実質臓器に出血性の変化が著しく認めらます。

牛の他にも、馬がワラビを摂取すると中毒症状を起こしますが、牛のワラビ中毒とは関係がありません。

馬のワラビ中毒は、中毒を引き起こす成分が牛とは異なっており、ワラビ中のアノイリナーゼによって体内のビタミンB1が破壊されて、チアミン欠乏が起こることによって中毒症状が現れます。
症状として運動失調がみられ、末期にほ痙攣が認められることがあります。

かつて腰ふら病と呼はれていたこともありました。
治療にはビタミンBlの投与が行われます。

衰弱したフクロウ

ワラビ

元気になったハヤブサを放鳥

牛の膀胱炎

元気になったハヤブサを放鳥

牛の皮膚出血

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